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プログラム一覧

水伝説

清左衛門地獄池

昔、戦に敗れて武士をやめた加藤清左衛門という男が田を開拓するために毎日 馬に乗り良い水源を探していました。ある日、山すそまで来ると突然馬がズブズブと脚から沈み始めました。驚いた清左衛門は馬を立て直そうとしましたが、たちまち馬と一緒に地中深く沈んでしまいました。するとその場所からコンコンと水が湧き出し池が出来ました。この池の湧き水で村には多くの水田が出来ました。村の人たちは清左衛門に感謝をして「清衛門地獄池」と名付け、池の中央に厳島神社と池の横に弁財寺を建てて清左衛門を祀っています。

現在でも、1日13,000トンの水が湧き出しています。この水源として昭和9年(1934年)に富士フイルムが創業しました。この湧水は平成の名水100選にも選ばれています。

苅野弁財さんの湧き水

足柄神社の参道近くに、こんこんと水が湧く池があります。池には伝説が伝わっています。ある夏の日、旅の僧が村の老婆に水を1杯所望しました。老婆は暑さに汗だらけの僧を気の毒に思い水を汲みに行きました。ところが水を汲みに行った老婆はなかなか帰ってきません。僧が疑問に思っているとやっと老婆が手桶を提げて帰ってきました。僧はありがたく水を飲みました。見ると老婆は汗まみれでしたので僧が訳を聞くと村には井戸が無く、遠く離れた小川まで水を汲みに行ったとのことでした。僧は水のお礼にと屋敷の隅に錫杖(しゃくじょう)を突き刺すと経を唱えて錫杖を引き抜くと水が勢いよく湧き出しました。なんと旅の僧は弘法大師だったのでした。湧き水は「弘法の突き水」とも呼ばれ村の人たちは弁財天を祀り、今も大切にしています。

御嶽神社の権現のみたらし水

日本武尊(ヤマトタケルミコト)が東征の時に立ち寄った所に尊を祀ったのが御嶽権現(三竹神社)です。尊はこの地で野火にまかれましたが、村人たちに助けられお礼に剣を地に突き刺すと勢いよく水が湧きました。または、神社がある三竹地区は山間のため水が無く村人は困っていました。村中で権現に水に恵まれる様に祈願にいくとその夜に名主の夢枕に権現が立ちました。翌朝、神社に行くと参道女坂の登り口から水が湧き出ていました。現在も水は湧き出ており権現のみたらし水と呼ばれています。

笹子地蔵湧水

箱根外輪山の北東側にあります。
酒匂川を挟んで反対側の丘から夜この方向を眺めると、ゆるやかな裾野に点在する灯りが見えます。グリーンヒル南足柄、かつては神奈川県の街並み百選にも選ばれています。豊かな湧水があるゆえに栄えた南足柄市の南端の湧水です。

金太郎の力水

足柄山の金太郎は、四万長者というお金持ちの娘である八重桐の子として生まれ、夕日の滝で産湯をつかったと伝わっています。金太郎の力水は夕日の滝の伏流水で、検査の結果バナジウムが含まれていることが判りました。バナジウムは血糖値の降下やコレステロールの抑制など生活習慣病に効くミネラルといわれています。また、富士山の地下水に多く含まれることから夕日の滝の源流には富士山の地下水とも関連しているのかもしれません。

最乗寺の金剛水

最乗寺創建時に多くの工事に携わる人々の飲み水を確保するために道了は井戸を掘ることになりました。やがて井戸が完成して水が湧き出しました。井戸の底からは2cm四方の鉄印が見つかりました。井戸から湧く水は金剛水と呼ばれ諸病に効くといわれています。鉄印は「御金印」といわれて現在でも寺宝として大切に保管されています。